1次審査は書類選考になります。Googleフォームに必要事項を入力・アップロードとなっています。
入力事項は22pとなかなかの分量です。
クリエイター・エンタメスタートアップ 創出事業費補助金募集開始!【4月10日最新】
2025年3月31日経済産業省からクリエイター・エンタメスタートアップ 創出事業費補助金が募集開始しました!
まだ謎に包まれている部分もたくさんありますが、最新情報をこちらで解説していきます。
4/10速報
説明会に参加しました。新しい情報を何点かお知らせします。
・二次審査に進める通過者数は回答できないとのことでしたが、最終的な補助対象者は10組くらいを想定している
・予算書の提出は書類通過者のみに様式が渡され、面接審査の際に提出(一次審査では不要)
・法人とのチームも可能だがマネージャーは個人名で
・マネージャーが複数のアーティストと申請することも可能(芸能事務所が複数申請することも可)
AFF・JLOD・JLOXとエンタメ補助金で数々の実績を誇る弊所が最新情報をお届けします。
3月31日に発表された募集要項いよいよ3月31日に募集要項が公開されました。
一読した印象は、「音楽産業で成長する事業者を育てようという志のある補助金だなあ」です。
AFFやJLOD/JLOXでは金銭的補助がメインでしたが、今回は才能と意欲のあるアーティストを産業化するための「メンター」という仕組みが組み込まれていることが大きな特徴です。
弊所もたくさんのエンタメ事業者のお手伝いをしてきましたが、エンタメ事業者はクリエイティブでとても魅力的なのですが、やはり他産業に比べて事業計画の立案や経理、事務手続きなどをとても苦手としている傾向が強いです。
なので、なんと今回の制度には、権利やファイナンス・海外展開などについてメンターによる講義を受ける、ということが義務付けられています。
そしてメンターの方々も顔出しで紹介されてます。
正直ただ補助だけが欲しいという事業者にとっては、面倒と感じるかもしれませんが、自分たちの音楽をビジネス化して世界中に届けていきたい、と考えている事業者にとってはとても魅力的な制度だと思います。
募集要項要約
補助金の募集要項の解読は経験が必要です。まずは以下の大きな枠組みで解説します極力わかりやすく以下にまとめて要約します。細かい部分は募集要項やお問合せを活用ください。
どんな人を対象にした補助金なのか
・アーティスト個人orアーティスト+マネージャー
・応募者要件
金銭的補助の内容
・補助上限と補助率
・補助対象となる経費、ならない経費
補助対象となる事業
・音楽制作活動
・発表・宣伝
・自主企画の実施
伴走支援
・講義
・メンターによる伴走
・やらなくちゃいけないこと
審査について
・募集期間
・1次審査/2次審査
・審査基準
応募方法
・Googleフォーム
・準備するもの
対象者は大きく「アーティスト単体」か「アーティストとマネージャーによるチーム」に大別されます。
アーティスト単体は、個人という意味ではなくバンドやグループも含まれるので、作品をリリースする際のクレジット名、という感覚でいいでしょう。
アーティストとマネージャーによるチームは、例えば音楽製作会社が運営しているグループ、という形もあてはまります。
なので音楽活動をされているほとんどの方が該当するということになります。
そして、以下のチェックポイントで「プロとして積極的な活動をしてる人」を絞っています。
・アーティスト活動の実績があり、音楽プラットフォームで1作品以上のリリースがあること。
→最初のチェックポイントですね。
アーティスト名義でSpotifyやAppleMusicなどに楽曲としてリリースされていることが要件となるので、単にYoutubeにアップロードされてるだけでは要件を満たしませんね。(YoutubeMusicは可)
・プロジェクトの制作過程において定期的なトレーニングや講義・研修の受講、交流プログラム等に参加できること
・プロジェクトマネージャーやメンターとの定期的な打ち合わせに参加できること。
→最大のポイント伴走支援を受けて真剣に事業化に取り組む意志がある方、ということです。
後述しますが、採択者は講義を受けたり、報告会に出席したり、面談を受けたり、日誌をつけたりとけっこう頑張る必要があります。
細々とやってるアマチュアとか、それなりの活動を維持する、とかではなく「売れたい」とマジで思ってる人を選ぼうとしてるところが面白いですね。
参加・出席が必要なものについては、地方の方はためらうかもしれませんが旅費は補助対象経費になっています。とはいえ補助率1/2なので零細にはちょっと負担な気もしますが…。
・成長と事業拡大への意欲自身のキャリアや事業を発展させるために積極的に取り組む姿勢を持つ人であること。
・アーティスト自身、またはその支援者(マネージャーなど)として新しいビジネスの可能性を追求する意欲がある人であること。
・応募時点で法人化していない場合は、将来的に法人化を目指すこと。
→要するに伴走支援に積極的かどうかってことです。
・海外展開を視野に入れていること。
→ここがどう審査されるかがまだつかめていません。JLODとかでも若干形骸化していた気もしますが、Youtubeなどのネットで公開する以上世界に向けて発信して、どこかの国でバズったらいいなあ、くらいで、そもそもリリースする段階でネットだから国内向けという意識がないという方がほとんどなんじゃないかな、と思います。
しかし、審査項目に言語スキルという項目もあり、本旨を図りかねるところです。
・自らのコンテンツを発信するチャネル(SNS)を有していること。
→これも売れる気があれば当然ですね。
基本的には他の補助金同様、この事業のみにかかる経費がOKで財産になるものとかは厳しそうです。
飲食や普通の事務所経費、租税公課がNGなのは今まで補助金申請したことある方なら大体わかると思います。
補助上限と補助率
補助上限は500万。補助率は補助対象経費の1/2。
1000万以上の事業で満額受け取りも目指せますし
300万の補助対象経費を使う事業であれば、150万、ってことですね。
補助対象となる経費、ならない経費
対象となる経費は人件費・借損料・旅費・委託外注費・消耗品費、印刷製本費、その他となってます。
・人件費はここではメンバーへのギャラのことを言うようです。チームメンバー以外のゲストやスタッフは委託外注費になります。
そして毎日業務日誌をつける、というのがかなり大変ですね💦
・借損料は小屋代、スタジオ代などの会場費や機材を借りたりですね。レンタル物はおおむねOKの印象です。
あとは、サブスク型の制作用ツールの使用料も計上できるのは見落とすともったいないかもですね。
・旅費は片道100km以上の移動とされてるので、リハに向かう交通費とかはNGですね。
・委託外注費は先述の通り作曲を外注したり、ライブをする際のスタッフさんなどへのギャラですね。
・消耗品費は1年以内で使い切るもの、と定義されてるのでギター弦なども計上できます。なので楽器買ったりはできそうになさそうですね。
・印刷製本はまあいいとして、その他ではストリーミング分析ツール利用費やボイストレーニング費、あとは著作権にかかわる費用などが紹介されてます。
テキスト
製作と発表
募集要項の書き方がちょっとトリッキーで、いきなり「応募対象外の要件」が挙げられてて、政治的なものとか一般公開されないものといったお決まりのものが並んでいます。
なので対象事業は次の「完了要件」や補助対象経費から読み解くことになるわけですが、
・音源・動画などのコンテンツ制作
・自主企画の実施
・コンテンツの公開
のこととみなしてよいでしょう。
音源・動画などのコンテンツ制作
→楽曲製作がメインとなるでしょうが、MVなどの動画コンテンツの製作を積極的に考えられるというのは嬉しいですね。
自主企画の実施
→11~12月ごろにメンターと相談しながら自主企画を実施する、というのが必須となっています。ツアーなどライブ活動メインの事業だったらいいのでしょうが、製作メインの場合は計画が必要ですね。
コンテンツの公開
→自主企画も含めて製作したものは「できる限り」Youtubeなどのプラットフォームで公開してください、とのことです。有料ライブ配信が該当するかが不明なので、説明会で確認ですね。
面倒くさいと受け取るか、有料級の情報取得機会と受け取るか
最大の特徴、伴走支援については、「めんどくさそう」と思う方もいたら、「え!そんなこと教えてくれるの」と受け取る方もいると思います。
もちろん後者の姿勢のほうが採択率は高いわけですが、実際事業を進めながらアーティスト側がやんなくちゃいけない負荷は結構大きいです。
なのでまずはこの仕組みの魅力、として紹介した後にやらなくちゃいけないことのチェックリストとして二つの視点から紹介してみます。
「音楽産業の構造・各事業者 の役割とその変化」「音楽関連の権利・法律に 関する基礎知識」「海外展開のプラクティス・ ナレッジ共有」など、有料級の講座が、オンライン・オフラインそしてなんと1on1で月1ペースで実施されます。
経験や業界の横のつながりなどで情報収集はあるでしょうが、プログラムを通して網羅的に学ぶ機会はまずないでしょう。
これも凄いです。
毎日~週1程度で面接をし、制作アドバイス、リリース・イベント進行などについて相談できます。
これって補助金もらって各方面のトップランナーであるメンターからコンサルも受けられる、しかも毎日!?って話です。
メンターの方たちが大変じゃないか不安なくらいです。
最終報告会では国内レーベルやメディア、業界団体理事など、音楽産業の中枢にいる関係者の前で、製作した楽曲や映像を発表することができます。
某オーディション番組のように一躍有名になるシンデレラストーリーに期待しちゃいますね。
主な課せられる業務チェックリスト
次はやんなくちゃいけないことのチェックリストです。
作品作んなきゃとか、公開しなきゃとか当たり前のことは省略するとこの5つが今回の特徴的なところです。
全部やる必要があるので、一つでも「これはできない」「無理だ」「やりたくない」というものがある場合は残念ながら該当性なし、となります。
メンターとの定期的な面談(毎日~週1程度)
講義の受講 月1程度。オンライン・オフライン・1to1
中間報告会・最終報告会への参加
マネージャーとアーティスト各自が業務日誌の作成、提出
経費管理
経費に関する提出証憑はAFFやJLODから飛躍的にしんどくなります。
AFF・JLODはせいぜい発注書・請求書・領収書or支払い記録くらいでしたが、
見積書(合見積書)→発注書→発注請書→納品書/業務完了書→検収書→請求書→領収書or支払い記録
とほぼ商流の全工程の記録が求められます。
補助金の主旨からして面接があるのは納得ですね
しかし、3月31日に募集要項出して4月10日に説明会で4月25日に締め切りってなかなかタイトですね💦
弊所もどれだけお手伝いできるかわかりません。
迷われてる方はぜひお早めにご相談ください。
応募受付(受付期間2025年4月25日17時まで)
1次審査は書類選考になります。Googleフォームに必要事項を入力・アップロードとなっています。
入力事項は22pとなかなかの分量です。
一次審査
一次審査は入力・アップロードされた内容での書類審査となります。
応募者資格を満たしていない要件審査はここで済むのでしょうが、どれくらいが二次面接に進めるのか注目されます。
これはきっと4月10日の説明会で挙がると思うのでわかり次第共有しますね。
二次審査
二次審査は面接になります。
アーティスト単体の場合は本人が、チームの場合はマネージャーが代表して面接となります。
しかし、地方から出てきて面談で落ちたらショックですよね…。
審査基準
1番最初に「意欲」が問われる
アーティスト単体での項目に加えて、チームの場合は審査項目が増えるつくりになっています。
1点、「知名度」だけが加点項目になっている主旨を推察すると、「全然無名でもいいし、そのためのスタートアップ補助金ですよ。でも知名度ある人はそれなりに加点を検討します」って感じでしょうか。
意欲
「成長意欲」と「音楽ビジネス立上げにかかる意欲」の2項目で審査されます。
面接まで進めば思いのたけをぶつけるのみですが、テキストに情熱を落とし込む作業が肝ですね。
弊所の腕の振るいどころですw
コミュニケーション能力
「ベーシックなコミュニケーション能力」となってます。
1年間顔突き合わせるわけですからね。
実効性・合理性
「計画の実効性」と「予算の合理性」の2つの観点で審査されます。
合理性の欄で「相見積もりを入手しているか」ということが書かれてるのですが、申請フォームにはアップロードする項目ないようです。
おそらくこれは2次面接の際の観点と推察します。
知名度
ファンの規模感・音楽プラットフォームの再生数・集客実績で評価されます。
先述の通り加点項目となっているので、今は知名度ないけど売れてやるんだ、という気概を優先されるような点数付けがされるのだと思います。
アーティスト本人について上記の審査がされ、チームでは以下が追加されます。
意欲
本人同様「成長意欲」と「音楽ビジネス立上げに係る意欲」が問われます
サポート能力
「アーティストとの関係性」「マネージャーの資質」「問題解決能力」が問われます。
関係性は「適切な距離感」とあるのですが、例えば奥さんがマネージャーとかのパターンがマイナスとなるような評価のされ方だと問題になるんじゃないかな、と思ってます。あとの二つはシンプルに人柄と優秀さですね。
コミュニケーション能力
ここでは「様々なステークホルダーとのコミュニケーション力」という観点が加わっています。サポート能力と境目のはっきりない項目のような気もしますね。
逆にそこが取れれば両項目で高得点が取れるということです。
言語スキル
「海外の関係者とのやり取りがスムーズに行えるレベルの言語スキル」とあるのですが、ないものはないですよね。
どれくらいの重要度を占めるのか気になるところです。
現場に精通した通訳スタッフがいる、とかでも点数を拾えるのでしょうか。
経験及び実績
シンプルにマネジメント実績ですね。
予算はどこで出すの?
今、確認したのですが事業計画書の様式に予算関連のタブがないですね💦
予算計画の様式は未発表ってことでしょうか・・・。
それともメンターが介入するからそこで予算は決めてってこと?でもそしたらどうやって予算の合理性を審査するのでしょうか、ですよね。
補助金サポート仲間の間でも?になっています。
わかり次第改訂します。
フォーム自体は熱意と文章力と根気が問われる感じです。
取得しなきゃいけない行政書類などは少ないので、その点は嬉しいですね。
以上、数々のエンタメ補助金をサポートしてきた南野が募集要項を読み解いてみました。
印象としては、ただのバラマキじゃなくて将来につなげようというとても志の高い斬新な設計で、ぜひやる気のある人に成果を上げてほしいと期待してます。
反面、斬新がゆえに運営もがとても大変そうと心配になってしまいます。
行政書士の立場からはこの志を重要視し、熱意あるアーティストを応援していきます!
お急ぎの場合は電話窓口まで、
お気軽にお問い合わせください。
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